南アフリカ原産のハオルシア

ハオルシアは南アフリカ原産の多肉植物で、ブッシュの陰など直射日光の当たらない場所で生育する。外観的な一番の特徴は、葉先が透き通っていることで、この部分は「窓」と呼ばれる。原産地では乾燥や動物からの食害を防ぐため、葉の大部分は地中に埋まるといわれるが、地表に「窓」をひょっこり出して、そこから光を採り込むことで光合成をおこなっている。主に日本で育種が進められ、現在世界的なブームとなっている。投機目的で買われることもあり、価格は目下高騰中だ。中でも斑入り品種の人気が高い。江戸時代から斑入りの植物を珍重してきた日本的な美意識が今、小さな多肉植物の価値を劇的に高めている。ハオルシアにも葉先が上向きに反り返った姿が印象的な裏般若、葉先を水平に切ったような形の万象、葉が紫色になるドドソン紫オブツーサ、頂上が平らで扇状に葉が展開される玉扇などの品種があり、日本だけでなく世界中でも人気がある。天窓から光を採り込む、小さいながらも賢い植物である。

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